1 大きなミキサー(かき混ぜ機)で培地と呼ばれる床を作ります。一般的にはオガコをベースに米糠や豆皮などを配合してつくります。
3 詰込み作業
培地を機械を使い培養ビンと呼ばれるプラスチックの容器に詰込みます。
一度に16本(1コンテナ)詰込み、蓋をして台車に乗せていきます。1日720コンテナ詰めます。
4 殺菌釜
詰め込まれた培養ビン(以降ビンと記載)を殺菌釜え入れます。
ボイラーを使い118度の温度と高圧をかけて培地を殺菌します。きのこの菌は雑菌に弱くデリケートな為約6時間も時間をかけてしっかり殺菌します。
5 接種
前日に殺菌された培地を一晩かけて冷まします。
冷やされた培地にしめじの種菌を着けます、殺菌されているので当然室内も無菌・・少菌室で行います。消毒等が難しい昨今なのでプラズマクラスターで除菌をしています。
室内は10度で長く居るととても寒いです。
台車からパレットまでは人の手に触れること無く進みます。
6 1枚のパレトに90枚のコンテナが積み上げられます。
7 培養
接種された培地は培養室に運ばれます。
室温21度、湿度70%に保たれ作業時以外は真っ暗な部屋です。
16本入りコンテナが66960枚入ります。
この部屋で場所を入れ替えしながら約90日間かけて培養熟成させます。
こげ茶色の培地がしだいに白く変わっていきます。/p>
8 菌掻き
熟成された培地をしめじの発生する部屋に入れる前にビンの口部分を少し削り取ります。
一日約792枚の菌掻きをして発生室にいれます。月〜金まで行います。
9 収穫
しめじ発生室は室温14度、湿度90%に保たれています。
この中で約21日かけてしめじの(子実体)形になります。
(成長過程は写真で見るしめじの成長で)
取りごろのしめじを手作業で収穫していきます、ベテランになると330株取るのに15分くらいで取ります。
10 包装作業(パッケージ)
収穫されたしめじはその日のうちに計量され出荷先ごとのデザインフィルムで包装されます。髪の毛などが混入しないように服装や部屋の環境に気を付けています。
11 包装機から出てきたら金属探知器をくぐって梱包され、各出荷先に輸送されます。 培地作りから出荷までに約111日かかります。
12 カット室
ぶなしめじをカット、選別して専用の機械でパックをしていきます
13 包装作業(パッケージ)
贈答、個人の注文、地元のスーパーなどのカットぶなしめじの包装をおこないます
14 オガ屑は、コンベアーに乗ってトラックへと運ばれます。
15 掻き出し
収穫後専用の機械で瓶の中にあるオガ屑を空気で圧力をかけ吹き飛ばします。
16 出荷室
日量約2tのぶなしめじを各方面に出荷しています。シーズンの冬場は倉庫が溢れかえるくらいの荷物の量になります。
1 きのこの発生室に入ったばっかりの菌床。 表面が少し白く発菌してます。
2 表面が砂糖をまぶした様に白くなります。 見えにくいかもしれませんが、小さい突起が立ちはじめます。
3 剣山の様にきのこが芽吹きだしました。ここまでになれば我々は少し安心します。
4 マッチ棒の様な形になり、段々しめじの形になってきました。なんだかよても可愛いですよ。
5 ぐううっと大きくなります。あと1週間ほどで収穫できます。
6 もう、お馴染みのしめじになりつつあります、明日には収穫できます。
7 収穫です!